お手紙を
ピンクが好きな彼の方に
封筒がわりに
桜重(さくらがさね)という名の
襲(かさね)の色目を巻物風に仕上げてみました。
様々な時を重ね超えてきた
ピンクと一色で表すよりも、こちらの方がしっくりくる気がしました。
赤地に白を重ねる
うっすら透けるその色を “ 桜 ” と、表現する日本人の美意識に感嘆のため息と誇りを感じます。
止め紐には、山吹色(黄)と若草色(緑)で春を待つ楽しみをつけてみました。
篆刻の文字は、“ 得風作笑 ”
“ いつも笑顔でいるとよい風が来る ” という言葉に近い意味を持つ
漢語を篆刻家の父が彫ってくれました。
※風を得て笑いを作る が本来の意味。
こちらを、文香にして添えています。
春の風に乗って、香りとともに気に入ってもらえると嬉しいな。
ありがとうございました。